精神科作業療法について

こちらでは当院で実施されている精神科作業療法に関する情報を発信します。

作業療法の目的

こころの安定と身体の健康が得られるように
趣味を広げたり、気分転換の方法などを一緒に考えていきます。 身体を動かすような活動を用意しています。 生活リズムを整えたり、有意義な時間を過ごせるように月~金曜日までの活動を行います。
自分らしく生き生きと過ごせるように
好みや希望に沿うような多様なプログラムを用意しています。 自分を表現したり、自分にできることを確かめ自信が持てるようにお手伝いします。
人との関係に困らないように
様々なグループ活動を通して人と交流する機会を増やします。 自分自身を見つめたり、相手のこともきちんと考えられるようプログラムを活用していただきます。
地域でのより良い生活を得るために
日常生活に必要なことを身につけられるようお手伝いしていきます。

作業療法を行う場所

左側が「作業療法室」、中央が「木工室」、右側は陶芸の電気窯です。
その他に各病棟や大会議室、中庭などで作業療法を実施します。

プログラムのご紹介

個別OT(3階作業療法室)
手先・身体・頭の体操として、また、趣味や特技を伸ばすために、いろいろな種類の活動を用意しています。活動は、以下の種目の中から好きなものを選ぶことができます。患者様ご自身で決められないときは、作業療法士の方からお勧めすることもあります。
○革細工 ○手芸(編み物・ビーズ・折り紙・リサイクル手芸など)
○絵画(ちぎり絵・自由画・ぬり絵など) ○書道 ○ゲーム(テレビゲーム・ボードゲームなど)
○ジグソーパズル ○プラモデル ○パソコン ○読書 ○卓球・・・など
病棟OT(病棟デイルーム・病棟作業療法室)
病棟の外に出ることができない方、個別OTなどに参加できない方のためのプログラムです。
体操をしたり、みんなで懐かしい歌を歌ったり、楽しく時間を過ごせるようなレクリエーション(ゲーム)、リラクゼーション活動(映画鑑賞等)、絵画、読書、手芸、外出、調理などを行います。
クラブ活動(3階作業療法室・中庭・会議室など)
うたの会
童謡や唱歌、昭和の名曲をリズムをとりながら歌います。のどや口のリハビリにもなります。 ストレッチ
静かな空間でゆったりと体を動かします。心身緊張の軽減方法の獲得を目指します。
森田療法共同作業(森田療法菜園・農機具庫など)
森田療法を受けられている人を対象に行っています。森田療法共同作業の時間に、作業療法士が森田療法作業指導員と共に、農作業・木工・竹細工等の作業指導を行います。
退院支援プログラム
こころグループ
症状の再燃を予防することを目的に、講義やグループワーク等を用いて、病気やストレスに対する知識や対策を
身につけられるようにしていきます。
理学療法
理学療法士による身体面の介入(身体機能訓練や歩行訓練、生活動作訓練、自宅環境の調整等のアドバイスや退院前の訪問指導等)も行っています。